
こんばんは、HAMAです😄
砂地にぽつんと咲く鉢植えのようで、それ一つでも存在感抜群で充分目を引く存在のスナイソギンチャク❁
ですが、いつかのツアーで出会ったこのツートンブラウンの虎柄スナイソギンチャクはその更に上を行ってくれました

パッと見ただけでもお分かりのように、過去に類を見ない程豪勢に甲殻類が付きまくったこのスナイソギンチャク


遭遇時には水中でテンション激UPしちゃいました😆

ところで、このTOP写真に写っている甲殻類、何種類いるかお分かりですか

正解はコチラ




全部で4種類です

ピンク



ハクセンエビ🦐
深海に棲むエビなのでスキューバでの遭遇は激レア

紅白の模様が目を引く、寿司ダネ甘海老の仲間のエビです🍣
青



トサカクレエビ🦐
パッとだけ見ると地味なようですが、ちゃんと見ると全身に金ラメが散りばめられていてとても綺麗✨
その上かなりのレアモノでもある、という出会えると嬉しいエビです✋
赤



ハクセンアカホシカクレエビ🦐
スナイソを4、5個見掛けたら1個には大概このエビが付いているって位定番のエビですが、何しか写真映えするので人気はとても高いです📷
遭遇機会の多いエビなので、折角なら抱卵個体を選んで撮影したいですね📷
最後に黄緑



マルガザミ🦀
スナイソやムラサキハナギンチャクを5個も覗けば、その内3、4個は根元にこのカニが付いているって位ド定番のカニです✋
以前、イソギンチャクをテーマに潜った脳内DIVEがありましたが(

ウミシダにはこのエビ、ハードコーラルにはこのカニ、ムチカラマツにはコレ、クダヤギにはコイツ等々・・・
甲殻類の興趣深さは、❝コイツを見付けて覗き込めば、このエビが付いているチャンス❞みたいな法則性があるところ

❝この生き物を探してみよう❞ではなく、
❝ホストとなり得るものと遭遇したら何かいないかなぁってワクワクしながら覗き込んでみよう❞って具合にです✋
という訳で、、今回の脳内DIVEのテーマは『ホスト』です🌊
ですがそれだとちょっと範囲が広過ぎるので、その結び付きが取り分け顕著で自身でも遭遇・発見を楽しみ易いイソギンチャクに付く甲殻類🦐
今回はそこをテーマに潜ってみたいと思います✋
では、脳内DIVE『ホストとしてのイソギンチャク(甲殻類編)』
いざ、エントリー👎










先ずはメインホストがスナイソギンチャクのエビ達🦐

スナイソギンチャクに付くスケルトンのエビ(アンキロメネス属)の中でも一番遭遇し易いのがこのハクセンアカホシカクレエビです🦐
とっても美しいんですが、この属との遭遇時のコイツ率が高過ぎて、このシリーズのレアモノと折角出会えた時に、てっきりコイツだと決め込んでしまってスルー・・・
そんなウォーリー探しの妨害者でもあります💦
なので、機会があれば先ずコイツを見付けてみて下さい

コイツを見慣れてさえしまえば、コイツ以外の時にスルーせず気付けるようになりますからね😁
目印となるのは、胸部にぐるっと描かれた白線と背部の正中線上に入る白い破線です



ビイドロカクレエビ、アキノハマカクレエビ🦐
背中の腰曲がり部分のパッチの色や形でいずれも見分けが付きますがややこしいので、コイツはハクセンアカホシ以外だと気付けさえすれば、基本的にはそれで充分です✋

ビイドロカクレエビとトサカクレエビのコラボ🦐
こんな風に混棲している事も間々あるので、一匹だけ確認して他も全部同じ種だと決め込んでしまう事がないよう注意しましょう✋
TOPにあったレアモノのハクセンエビにもそっくりさんがいます

それがこの、

エリマキエビです🦐
ハクセンエビには入る体側の白線がコイツにはありませんね

コイツも深海エビなので超レアモノです


では、他のイソギンチャクも見てみましょう✋
ハクセンアカホシカクレエビのそっくりさんに、


アカホシカクレエビっていうのもいるんですが、コイツのメインホストはスナイソではなく、アジサイイソギンチャク、キッカイソギンチャク、シマキッカイソギンチャク等、触手が多くて短い種類のイソギンチャク達です🦐
背中の腰パッチの白い斑が大きくて、尚且つその上半分がオレンジ色という分かり易い特徴があるので、コイツはそんなに紛らわしくはありません✋
この辺のイソギンチャクには、

イソギンチャクエビというそのまんまネームのエビもよく付きます



サンゴイソギンチャクやグビジンイソギンチャクでもよく見掛けるので、ホスト適応が広いエビのようですが、スナイソやハナギンチャクに付くのは余り見掛けないですね

サンゴイソギンチャクの定番種と言えばこの、

カザリイソギンチャクエビです🦐
サンゴイソギンチャクの群生(よくクマノミが付いているあのイソギンチャクです)を見掛けたら試しに覗いてみて下さい✋
100%に近いんじゃないのっていう位の超高確率でコイツは付いています

逆に、サンゴイソギンチャク以外でコイツを見掛ける事は先ずないですね


シャチホコ立ちが愛らしいイソギンチャクモエビもホスト適応はイソギンチャクエビと同じです🦐
コイツはイソギンチャクの上じゃなく、触手の下や根元辺りを探せば結構な確率で見付かりますよ✋
ハクセンアカホシカクレエビ、アカホシカクレエビ、イソギンチャクエビ、カザリイソギンチャクエビ、イソギンチャクモエビ🦐
この5種以外のエビを某かのイソギンチャクで見掛けたら・・・
ほぼ確実にレアモノ遭遇成功です😆🎵
なので、それを逆説的に敢えて捉え、先ずはこの5種からスタートしてみて下さい😊
この5種はもう馴染み✋
っていう風になってさえしまえば、もうレアモノ遭遇はすぐそこですから😉
例えば・・・
サンゴイソギンチャクで遭遇するレアモノとなるとこの、

ヒメイソギンチャクエビ🦐
珍しい上に派手な色も入らないので目に入りにくく遭遇頻度のとても低いエビですが、ポロっとコイツが視界に入ったなら・・・
さっきの5種以外なのは明らかなので、たとえ地味であれ、
❝お


となる訳です

スケルトンではない、擬態の達人エビがイソギンチャクに付いている事もあります✋


珊瑚に寄生するという一風変わった特徴を持ったナシジイソギンチャク、ウスアカイソギンチャク❁
その表面を覗いてそこにエビが付いていたら、


ほぼ確実にこのアヤトリカクレエビです🦐
基本生息域は駿河湾及び相模灘のみ、という首都圏ダイバーならではのエビなので、皆さんにも一度は見て頂きたいですね

擬態の達人っぷりで言うと、コレに勝るエビはイソギンチャク周りではいないでしょうって奴がいます

それがこの、

サガミツノメエビです🦐
ムラサキハナギンチャクやスナイソギンチャクの広がった触手下の砂の上でじっと佇んでいます

この写真を拡大してから見ると、まぁ一応普通にエビには見えますよね✋
でも実際は、こんな感じ



矢印付けてここにいるって書かれていてすら、何がどうエビって感じですよね😅💦
コイツの擬態のこの本気感、中々興趣深いですね😁
今回は『ホストが導く遭遇』というテーマで潜ろうと思ったのですが、それだと範囲が広く、対象が多過ぎて、ロングダイブになるのは目に見えていたので、ホストをイソギンチャクに絞り、更に遭遇も甲殻類のみに絞ってエントリーしました✋
ですが・・・
夢中になっている内に、結局ロングダイブになっちゃいましたね💦
スミマセン、次からはもっと絞ります😅

という訳で、本日はこの辺でイグジット👍
~HAMA~