
おはようございます、HAMAです😄
唐突ですが、日曜日の勝山海中世界で嬉しい遭遇がありました

それがTOP写真のこの魚、キヘリキンチャクダイです🐠
「お

レアモノ、アカネキンチャクダイだ

と思ってスイムを止めたんですが、よくよく見てみるとバキバキの違和感


喉から胸の辺りが黒い


尾鰭に黒い模様も入っている

「違う


キタキタ


そう思ったところからはもう大興奮


初めて見るキヘリキンチャクダイの若魚をテンションMAXでみんなで囲んで楽しみました😆🎶
因みに、

アカネキンチャクダイはこんな魚🐠
喉から胸の部分に黒色が届いていないですね

このアカネキンチャクダイ、一個の独立した種ではなくキンチャクダイとキヘリキンチャクダイのハイブリッド(交雑種)なのでは

と、もう20年近くもの間提言されていながら、未だに無効種になっていないという不思議な魚なんです

実際、HAMAもアカネキンチャクダイはもう10個体近く遭遇していますが、キヘリキンチャクダイは幼魚相で1回、若魚相の個体はこれまで一度も見た事がありませんでした✋
ハイブリッドの方が個体数が多いなんて何だか変な話だし、ハイブリッド説って本当かなぁ

なんて思いながらずっと会ってみたかった魚、それが今回遭遇したこのキヘリキンチャクダイの若魚なんです✋
いやぁ、興趣深い事この上ない今回の遭遇、本当LUCKYでした😆



もう一つ因みに、キンチャクダイは、

こんな魚



伊豆・房総において、キンチャクダイ科の中で個体数の一番多い普通種です🐠
キンチャクダイ科の魚は基本的に南方種が多いのですが、今は秋

死滅回遊魚真っ盛りシーズン中というのもあって、今回の勝山海中世界では、


ソメワケヤッコ幼魚、シテンヤッコ幼魚等とも出会えました🐠
という訳で、折角なので今回の脳内DIVEは英名『エンジェルフィッシュ』、キンチャクダイ科の魚達をテーマに潜ってみたいと思います

ではエントリー👎










こっちの海で普通にいつでも見られる唯一のエンジェルフィッシュ、それがキンチャクダイ科のキンチャクダイです🐠
普通種と言うと何だか有難味がないものかのように感じられてしまいますよね💦
でもでも・・・
普通種だからこそ楽しめるシーンというのが実はあるんです



左はキンチャクダイの求愛シーン、成魚とボディデザインは全く違いますが右はその幼魚です🐠
生態シーンに遭遇出来たり、幼魚相から老成魚までの過程が見られたり、それらはこっちで繁殖している普通種だからこそのものですよね

普通種の中に見出す興趣深さ✨
ん~、見逃せないですねぇ

エンジェルフィッシュの幼魚と言えば、死滅の定番のこの二種





とっても似ていますが、コイツら違う魚なんですよ

左がサザナミヤッコ、右がタテジマキンチャクダイです🐠
判別ポイントはおでこ

おでこのラインが縦に入っているとサザナミ、横に入っているとタテキンです

因みにタテキン幼魚と言えば、ボディに入る模様の輪っか渦巻が可愛くて人気の魚ですが、ごく稀にもっと可愛い・・・


こんなナルト渦巻の奴がいます



見付けたらちょっとLUCKY😁🎵
ボディデザインは全く違いますが、右も同じタテキン、その成魚相です🐠
こっちの海でタテキンの成魚相と遭遇するのは滅茶苦茶レアなのでこの時は嬉しかったですね😆🎶
エンジェルフィッシュは基本的に、幼魚、若魚、成魚でボディデザインが変わります

上に写真を載せた今回勝山海中世界で出会った二匹のエンジェルフィッシュも、若魚相だとこんな感じ





ソメワケヤッコは青の部分の縞模様が無くなる位の変化ですが、シテンヤッコに至っては背中後部の黒斑が無くなるは、尻鰭が白黒のツートンになるは、口は綺麗な水色に染まるはで全くの別物


実に興趣深いですね✨
私見ですが、エンジェルフィッシュのボディデザインは全般的に若魚相の時に最も美しくなるものが多いような気がします😄

では、最後に一気見



トサヤッコ、ヤイトヤッコ🐠


レンテンヤッコ、アブラヤッコ🐠


タテジマヤッコ、クロキンチャクダイ🐠
今回特集した『エンジェルフィッシュ』はちょっと前に特集した『バタフライフィッシュ』と近縁の種ではあるんですが、こっちの海での遭遇となると、バタフライよりもエンジェルの方が大分深いところにいる事が多いので、必然的に遭遇機会はグッと減ります

でも、だからこそ深場でこの艶やかなボディが目に入った時の感慨も一入なんですよね✨
海中世界でのエンジェル降臨👼
皆さんも是非御期待下さいね😉
という訳で、
今回のキヘリキンチャクダイとの遭遇のような、ポロっと舞い降りる感動がまたありますようにと願いながら、
本日はこの辺でイグジット👍
~HAMA~