
おはようございます、HAMAです✋😄
大口を開けたウツボがスケルトンボディのエビを今まさにパクッ👄
衝撃的瞬間です・・・
・・・としか一見思えないシーン📷
ですが・・・
よく見るとこのエビ、クリーナー界二大巨頭の一角クリアクリーナーシュリンプ🦐
そうです❕
実はコレ、ウツボがエビを『捕食』しているんじゃなく、エビがウツボを『クリーニング(掃除)』しているシーンなんですよね

こんな風にホストフィッシュの死んだ古い皮膚組織や粘液、体表に付く外部寄生虫や食べ残し等を食べる生き物をクリーナーと言います✋
クリーナーはそれで栄養を得、ホストはそれで綺麗になって健康を維持する、前回の脳内DIVEでも出た言葉ですが、これも『相利共生』の一つの形です

と言う訳で、本日の脳内DIVEのテーマは『クリーニング』です🧹
では、早速エントリー👎










クリーナー二大巨頭のもう一角と言えばこの・・・

ホンソメワケベラです🐟


ホストの大小にかかわらず、前半身全部をエラに突っ込んでせっせとクリーニング中🧹
そんなシーンを見た事のある方も多いのではないでしょうか

恐らくコイツが一番遭遇機会の多いクリーナーだと思います✋

幼魚の内は体色が違うんですが、そんな内からクリーニング三昧の日々を過ごす魚です🐟
クリーナーは色んな魚にとってとても有益な存在なので、それを利用して体色をそれに似せる魚が色々といます



そっくりさんのソメワケベラ(左)は同様にクリーナーですが、同じそっくりさんのキツネアマダイ幼魚(右)はクリーナーフィッシュではありません🐟
興趣深いそっくりさんがこの・・・

ニセクロスジギンポ🐟
コイツはホンソメワケベラに成り済まして他の魚に近付き、クリーニングして貰えると油断した相手のウロコや皮膚をかじり取って食べ逃げするというとんでもない奴です

魚では他にも、


マンボウのクリーニングで有名なシラコダイ、岸壁の亀裂や岩陰に棲むノコギリヨウジ等がクリーナーとして知られています🐟
クリーナーエビとして圧倒的に有名で遭遇頻度も高いのが、

TOP写真でも紹介したこのクリアクリーナーシュリンプですが、

その近似種のソリハシコモンエビも同じくクリーナーです🦐
クリアクリーナーシュリンプが複数で群れている時に探してみると、マレに混ざっているのを発見出来ます✋
レアなソリハシコモンエビには和名があるのに、圧倒的に個体数の多いクリアクリーナーシュリンプには未だに和名が付いていないのは何でなんだろっていつも不思議になります😅❔
さっさと名前、付けてあげて欲しいですねぇ

そこら中の岩陰に腐る程いるこの・・・

サラサエビ🦐
奴も実はクリーナーなんですよ

ウヨウヨ居過ぎて素通りの対象になりがちですが、よくよく観察していると、

こんな風にクリーニングするシーンと出会える事があります🧹
ただのサラサエビですが、生態シーンでの遭遇になると一気に出会い甲斐のある対象に変わりますね


こちらは同じ仲間のヤイトサラサエビがウツボをクリーニングするシーンです🧹
他にも、こっちの海で出会えるサラサエビの仲間には、


スザクサラサエビ、サンゴサラサエビ等がいます🦐
よく見掛ける普通種だけど実はクリーナーっていうエビには、

このオトヒメエビがいます🦐
存在感抜群のエビなので、このエビ自体とは遭遇経験があるって方も多いんじゃないでしょうか❔
オトヒメエビにも近い仲間はいるのですが、サラサエビの仲間程遭遇機会は多くありません



バイオレットボクサーシュリンプ(左)は南方種、スベスベオトヒメエビSP(右)は石の下等に棲むレアモノです🦐
観賞用水槽等で飼われる事も多い人気者、

アカシマシラヒゲエビもクリーナーです🦐
派手な上にサイズもあるので、コイツのクリーニングシーンは見応えがありますね📷
ラストにはちょっとレアなクリーニングシーンを御紹介


遭遇頻度の低いアカエソの赤色個体🐟
コイツは今クリーニングされ中です🧹
どこを誰にクリーニングされているか分かりますか❕❔
ほら


こんな所にエビが

しかも・・・
よく見るとコイツ、イソギンチャクでよく見掛けるあのハクセンアカホシカクレエビですね🦐
ちょっと意外なクリーナーがレアモノを掃除中というとてもLUCKYな遭遇でした😆

海中世界での生態シーンとの遭遇

本当ワクワクしますね🎵
海中で何かの拍子にふと思い出す事があったら、ちょっと意識してみて下さい✋
これからのダイブの中、必ずや遭遇機会は訪れますから

では、本日はこの辺でイグジット👍
~HAMA~