アイキャッチ画像
ウミシャボテンカニダマシ (3)
皆さん、こんにちは、HAMAです😄

今日のTOP写真、綺麗に開いた八方サンゴのポリプのたもとにカニっぽいのが二匹いますね📷
ウミシャボテンカニダマシという甲殻類です🦀

ウミサボテンとはこんな感じ

マレーウミサボテン
移動性のソフトコーラルです
夜行性で昼間は砂に潜っている率が高いので、ナイトダイビングでの遭遇がメインとなります🌙

カニっぽいと言いましたが、このカニダマシは甲殻類の中でも異尾類というヤドカリに近いグループのものです✋
カニダマシという名前にはカニの二文字が入ってはいますが、エビやヤドカリを見てカニと呼ばないのと同様、あくまでカニではない甲殻類なんです

このウミシャボテンカニダマシのそっくりさんに、
ウミエラカニダマシ トゲウミエラ (3)
ウミエラカニダマシがいます🦀
ウミサボテンと同じ八方サンゴの仲間ウミエラに付く姿がよく見られるカニダマシです✋

パッと見はとっても似ていますが相違点は明確、
ウミシャボテンカニダマシ ウミエラカニダマシ (4)
額からの二本の模様が甲面まで真っ直ぐ長く伸びていて、尚かつ甲面両サイドが水平で見た目に縦長感があればウミシャボテンカニダマシ(左)🦀
この二本が額の部分のみで終わる短い模様で、甲面両サイドが膨らんでいて丸っこい見た目ならウミエラカニダマシです(右)🦀

そんな見分け方知らなくても、付いているホストがウミサボテンかウミエラで判るんじゃないのって思いそうですが・・・
ウミシャボテンカニダマシ (2) ウミエラカニダマシ (3)
ウミエラにウミシャボテンカニダマシ(左)🦀
ウミサボテンにウミエラカニダマシ(右)🦀
なんていう逆ホストパターンもしょっちゅうあるので、そこじゃ見分けは付かないんですよねぇ、残念ながら😅

でっかいホストには大型の個体が付きます🌵

なので数センチしかないチビのウミエラを覗き込めば、
極小付きウミエラ (2) 極小付きウミエラ
上手くいくとチビのカニダマシが付いています🔎

極小付きウミエラ (3)
更に小さなこのスカシヤナギウミエラ
超超超チビが付いているの分かります❔

Inked極小付きウミエラ (3)c_LI
ここまでいくと流石にちょっとヘビーですね💦

とは言え、始めの方の写真のような大きめのホストのものなら気付けるチャンスは結構あると思います✋
光沢があり、色・模様も綺麗でホスト映えするヤツなので、皆さんも是非覗いてみてくださいね😉

ウミサボテン・ウミエラにはこのカニダマシ二種以外あんまり付かないのですが、以前こんな光景にも遭遇しました✋

ウミエラの仲間
下の方にモエビ科の仲間が付いていますね🦐
結構なレアパターンです🎵

何も付いていなくてもバリエーション豊富な上にとても美しい、それがウミエラ・ウミサボテン✨
視界に入った時には気に留めてみてくださいね😃

という訳で・・・
今日の脳内ダイブのテーマは異尾類ではなく『ウミエラ・ウミサボテン』でいきたいと思います🌊

では、早速エントリー👎



先ず、ウミエラ・ウミサボテンとの遭遇時の注意点✋

ウミサボテンは刺激を受けると生物発光するその美しさでも有名ですが、
縮ウミサボテン 縮ウミエラ
不用意にいじるとウミサボテンもウミエラもこんな風💦
ポリプが縮んだがっかりな見てくれの物体に早変わりしてしまいます😅

なるべく丁寧にコンタクトを取りましょう✋

そして、
移動マレーウミサボテン 移動アカウミサボテン
砂地にボテッと横たわってしまったウミサボテン🌵
この光景に遭遇したとしたら・・・
あなたならどう思います❔

きっと、
「あぁあ、可哀想に死にかけてる・・・」って感じですよね✋

でも、実は違うんです✋
コレこそが移動性珊瑚と言われる由縁
ウミサボテンの移動光景なんです📷

なので、こういう光景を目にしても、骸扱いしてフィンでバンバンしたりする事がないよう、注意してくださいね

カラーバリエーションが豊富な上に分類も進んでいないグループなので、ウミエラ・ウミサボテンは遭遇個体を種判別するのがとっても難しい奴らです✋
なので・・・
イントロダクションが長くなったのもありますし、今回はウミエラ・ウミサボテンそれぞれ、ギャラリー方式に留めての紹介とさせて頂きたいと思います📷

先ずは、
マダラヤナギウミエラ ウミエラの仲間 (2)
ウミエラから🌵

ヤナギウミエラ (4) ヤナギウミエラ (5)
ヤナギウミエラ ヤナギウミエラ (6)
ウミエラ (4) マダラヤナギウミエラ (3)
ウミエラ (5) マダラヤナギウミエラ (2)
スカシヤナギウミエラ (2) スカシヤナギウミエラ
トゲウミエラ サガミトゲウミエラ
フォルム、質感の興趣深さに加えて色も艶やかで様々✨
まるで人為的に飾られたアレンジメントみたいで、砂地にコイツがいるとどうしても目が行ってしまいますね

そして、ウミサボテン🌵
マレーウミサボテン (2) ウミサボテン (3)
ウミサボテン (2) ウミサボテン
ウミサボテン (5)ウミサボテン (4)
同じ夜行性でもウミエラより昼の出が悪いので、遭遇機会はちょっと減ります✋
ですが一度遭遇すれば、一個一個のポリプが八方に広がっていて、まるで散りばめられた星のよう✨
そんなところを意識しながら、観察・撮影を楽しんでみてくださいね😉

という訳で・・・
テーマ『ウミエラ・ウミサボテン』で潜った本日の脳内DIVE🌊
この辺でイグジット👍

~HAMA~
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