
「これから上達していきたい!」
そんな思いをお持ちのビギナーダイバーさんに読んでいただきたい内容です、
『特級ビーチポイント大瀬崎』の魅力を、先日の大瀬崎潜り放題ツアーのオールマイティチーム(初級&まったり)が記録した138枚の画像を使って、オールマイティチームを担当したJUMPEIがオールマイティチームの目線で、勢いに乗せて語っていきます

※スミマセン、超長いです。
※全3回でお届けします。勢いで書いてるので、誤字脱字だらけだと思います💦どうか皆様、誤字脱字・不適切な表現を発見したら、ソッコーでお店までLINEと飛ばしてください😂僕を助けるつもりで(笑)宜しくお願いしますm(_ _)m
【カレントブルーにLINEで誤字指摘(^o^;】
是非お時間のあるときに、目を通していただければ幸いです✋
一昔前は、【東の横綱 伊豆海洋公園】、【西の横綱 大瀬崎】と、東西の横綱に例えられた、伊豆半島を代表する特級クラスのビーチポイントです。
昨今はアクセスや施設が新しく快適なポイントも増え、ダイバーは減少傾向にありますが、その実力を知れば、誰がなんと言おうと【西の横綱】は大瀬崎で間違いなことがわかると思います

では、どんな点が横綱と呼ばれた所以なのでしょうか

✔表情豊かなポイントがあります
大瀬崎というダイブサイトには、個性豊かな3つのエリアと8つのポイントがあります。まったりゆったり潜れるポイントから、
ドーンと深度を取れるポイント、ビーチなのにドリフトダイビングが選択できるポイントなど、本当に幅広い。
※別にボートポイントもあります
✔ビギナーからベテランまで楽しめます。
体験ダイビングから、数千本のキャリアを持つダイバーまで、幅広く楽しめるような懐の深いポインのです。
✔今なお多くの生物が発見されています
大瀬崎を故郷と言っても良いような、生物たちが沢山います。この海で発見され、分類され、今では多くのダイバーに認知されている生物が多くいます。
✔多くのプロカメラマンに愛されされています
生物、水中景観、それだけ表情豊かだということです。
雑にあげましたが、他にも多々。
それでは、週末のオールマイティチームの二日間を追いかけながら、大瀬崎の魅力をビギナー目線で語っていきたいと思います

オールマイティチーム参加者:
Nーさん
KAZU君
さぁ、1本目エントリーです❣
【ポイント名 前浜】
まずはダイビング施設前の前浜からチェックダイブを兼ねてまったりとエントリーです。

体験ダイビングやオープン・ウォーター・ダイバーコースの海洋実習も開催される前浜は、外洋からのうねりや流れが届きにくく、玉砂利の浜をゆったりエントリーできる初心者から楽しめるビーチポイントです。風のない日はまるで湖のよう!
玉砂利の浜からエントリーしたら、背の立つ深さでフィンを装着します。手すりやバディの肩を借りずとも、BCDの浮力と重心の移動で速やかにフィンの脱着ができるような練習ができるので、ここでフィンの脱着が上達したというダイバーさんも多いハズ!
フィンを履いたら水面を移動し、背の立たない深さぐらいで、ゆっくりと潜降していきます。潜降ポイントの水深は2m前後の場所を選択することが多く、目と鼻の先に水底があるので、安心して潜降していくことが出来ます。経験が浅いうちって、やっぱしスタートは浅いほうが安心❣
前浜はうねりが入りづらいので、極浅からの潜降も可能なんです。
※うねりの入るポイントは、うねりの影響が少ない深さまで速やかに潜らないといけない場合がほとんどです
玉砂利の浜は勾配のゆるいスロープとなっていて、水深4m付近に砂利止めのゴロタがあり、そこからストンと8mぐらいまで落ちます。なれないうちは、ゴロタの上で呼吸を整え、ゴロタを斜めに下っていきます。

ゴロタの上は小魚がいっぱい!!この日はネンブツダイの幼魚群れが群れとなり、とってもキレイ。
ゴロタを降りると、灰色の砂地がどこまでも広がっています。
この砂の色は、大瀬崎前浜の本来の色。玉砂利やゴロタは養浜事業によって整備されたときに造成されたものなので、本当の大瀬の海は、この砂地から始まります。本当に大瀬の自然に直接触れられるのは、ダイバーだけの特権ですね!

砂地に“咲く”ムラサキハナギンチャクの白変種。ワビサビのある風景は、幻想的でもあり、神秘的でもあり、同時に緊張を和らげる不思議な効果があります。
ツキヒガイを見かけることも多いですが、この貝の予想外の動きに、皆さん驚かれますね❣そしてすぐに大笑い



嘘だろ~


セカンドステージ越しに聞こえてくる笑い声に、緊張も一気に和むでしょう

セカンドステージを咥えたまま皆で“大笑い”する初めての瞬間になるかもしれません

この日は、とーっても珍しい「ツノカサゴ」に出会えました❣

出会ったと言っても偶然ではなく、前情報があったから✋

そう、大瀬崎では多くのダイバーやインストラクターが旬な海のネタを共有し、旬なネタには小石や貝殻や小枝でマークをします。場所が変わればそれに気づいたダイバーがマーカーを移動することもあり、常にネタにターゲットを絞りやすくなっているので、旬ネタに効率よくアプローチできるのです

しかし、砂地の広がる前浜では、砂地に現れるレア物が多く、アプローチの方法を間違えると、すぐにレア物くんは姿が見えなくなってしまいますWoW
大切なのは、砂を絶対に巻き上げない浮力コントロールと効率の良いフィンキック、そして魚ッチング(ウォッチング笑)のマナー

この日も、すぐにツノカサゴにアプローチしたい気持ちを抑え、約20分ほど浮力チェックとトレーニングのためのダイブ❣以前PPB中性浮力コースを受講したお二人ですが、この機会にしっかりと復習します


こういった理由から、前浜ではフィッシュウォッチングのための基本スペシャルティコースを開催することも多々あります

PPB(中性浮力)SPやドライスーツSP、
ナビゲーションSPやナチュラリストSP、などなど。
浮力コントロールをリフレッシュしたあと、じっくりとレア物チェック

ツノカサゴは動きもカワイイ⬇(動画)
僕JUMPEIは初めての遭遇❣
大瀬崎マスターのHAMAちゃんですら、過去に数回程度とのことですから、レアですね✨
そして、この子はヒレナガカサゴの幼魚🐟

マークがあるにも関わらず見つけるのに手こずりましたが、黒くてちょこちょことカワイイ❤
※ちっちゃいの画像をピンチアウトして拡大してね
じっくりウォッチングしたら、他のダイバーさんために、
「立つ鳥跡を濁さず」が大切です。
時折、生物を指でツンツンしながらバシャバシャと写真を撮り、その後ドドドドドドーと砂を巻き上げながら、さっきまで「カワイー」とかっていって写真撮りまくってた子に蹴りを入れて立ち去るダイバーチームを見かけますが、それはもう見るに耐えない最悪さ

水底に暮らす生物たちを見学させてもらったあとは、けっしてフィンを動かさず、まずはBCDに少しずつ空気を入れ、中性浮力~微妙にプラス浮力の状態を作り、そして大きく息を吸って少しずつ吐き出します。すると体がスルスルと浮いてきます。
吐ききる前にまた大きく吸いましょう。あとは、体全体が水底から2mぐらい離れるまでこれを繰り返し、フィンキックが水底に影響を与えないだろう高さまできたらゆったりとフィンキック開始、水平方向に移動をします。
大瀬崎前浜では、そんな「フィッシュウォッチングのマナー」を学ぶ最初の海になるかもしれません

さぁ、2本目エントリーです❣
【ポイント名 柵下】
前浜でのチェックダイブとスキルのリフレッシュ、そしてマナーを身に着けたら、一気にステップアップです!!なんと、2本目でいきなりの外海柵下へエントリーです😆もちろん、経験値やコンディションにもよりますが、無理をしない範囲で、ちょっと上のステージへチャレンジできるのは、大瀬崎の魅力の一つ!
そしてカレントブルーは外海でのダイビングを「スキルアップのため」推奨してます。
※外は危ないと前浜でしか潜らないショップさんもあるんですよ~
どこまでも広がる駿河湾。海ってデッカイドーって感じる雄大な風景が広がります。

外海エリアは、時に強く流れ、うねりも入り、西っ気の風が吹き始めると一瞬のうちにまるで冬の日本海のような大時化なります😂
その分、流れやうねりで研磨されたダイナミックで美しい水中景観と、そこに暮らす泳ぐことを得意とする生物たちや、流れを生かして生きる生物たち、流れが運んできた生物たちをウォッチングすることが出来る、スペシャルなエリアです。
まずココで直面するのが、エントリー問題。

気の遠くなるほどの時間の中で磨かれた玉石の浜は、足場も悪く力の入れどころを間違えるとバランスを崩して転倒します💦ここで多くの方は、「ダイビングの肝はエントリーにある」ということに気がつくことでしょう。
重たいシリンダーを背負ってバランスを取りながら歩くためには、パワーよりテクニックが必要となります。ボートダイビングでは経験できないエントリーのための段取りが、その後始まるダイビング中の感度を一気に上げてくれます。テクニックを駆使して困難を乗り越えた先に広がる、青く美しく雄大な海中世界を、自らの手で掴み取ったという達成感に包まれる最初の経験になるかもしれません。
「やった!できた!」
そう思えた瞬間って、やっぱし嬉しいですもんね


そして今回は、オールマイティチームのN-さんが50本記念ダイブ


お子さんも立派に成長し、今度は自分のやりたいことをしたーい!とダイビングをスタートしたNーさん、ダイビングはやる気さえあれば年齢なんて関係ないぜを体現してくれる、頼もしいダイバーのお一人です

記念撮影を終え、HAMA担当のエキスパートチームに案内してもらい、再び今旬のレア物を目指します。

カレントブルーでは大瀬崎潜り放題チームを、スケジュールが許す限り2チーム体制で開催してます✋
現在のチーム分け条件です。
エキスパートチーム参加条件:
✔100ダイブ以上
✔レスキューダイバー資格保持者
✔ディープスペシャルティ資格保持者
基本はHAMA担当です。大瀬崎の海を余す所なく“本気”で潜ります
オールマイティチーム
✔本数規定なし
✔アドバンスダイバー以上(受講中の方も可)
基本はJUMPEI担当です。スキルアップと楽しさを兼ねてゆったりと潜ります
※レンタル器材での参加はご遠慮頂いております
そんなチーム分けを行ってますが、条件が合えば合流してワンチームで潜ることもあります❣
エキスパートの経験豊富なダイバーたちは、立ち居振る舞いや、水中での身のこなし、マナーも含め、見ているだけで学ぶこと多々!!とても価値のあるダイビングになりますし、そんなダイバーたちが持つ空気感を感じることで、目標や理想などの輪郭がはっきりしてくることでしょう

前浜でリフレッシュした浮力スキルを早速生かして、海中世界の大空を飛びます。
そう、すぐに本番は来るのです😆そして、広く多くな海という空を飛ぶ、それがダイビングの本来の姿。

目的に降りると、
HAMAちゃんが指差す場所に、いました!!
今話題のボロカサゴ。

わかりますか?
もうちょっと寄ってみましょう!

もうわかりますね!
陸上で暮らしていた僕たちが想像すらできなかったような、この幾何学模様の生物。不思議で、そしてなんと美しいのでしょうか。

そしてこの生物の最大の魅力、
それは、
「映像や画像では、その本当の色彩を見ることが出来なこと」にあります。
どういうこと❓
どんな優秀なカメラで撮影しても、本来の色を再現することは出来ません。それだけ繊細で、もっと言うならば、陸上に存在しない色彩の妙、だからこの写真は、ある意味で「本物」ではありません。
だから、「本物」、本当にボロカサゴに出会えるのは、「その場所にたどり着けたダイバーだけ」です

ロマンが、ありますね!
エキスパートチームに案内されてボロカサゴに出会ったオールマイティチームは、ここでエキスパートチームを別れ、ゆったりとショートドロップへ向かいます。

ショートドロップに到着すると、流石ですね、ディープスペシャルティ資格保持者でもあるエキスパートチームが、すでにさらなるディープな出会いを求めディープな世界へアプローチしていました。
オールマイティチームはそんな後ろ姿を見送りながら、柵下最大の奇跡のエリアとも言って良い、ショートドロップを散策します


水中にある石垣と言ったほうが良いのでしょうか?どうしてこんな地形が形成されたのでしょうか?
不思議です。
うねりの届きにくいディープな世界は、僕の知る限りでも何十年とその姿を変えることなく、僕たちは潜るたびに、その神秘的な風景に魅せられてしまいます。
これは前浜の砂利止めのゴロタと違い、自然が作り上げたもの。
まるで、人が手で丁寧に積んでいったかのような、無駄のない積み重なり方は、「ここにはかつて海底神殿があって、ここはその神殿の一部なんだよ」といわれたら、信じてしまいそうな、そんな場所です。
ちなに余談ですが、僕はここが大好きすぎて、若い頃は休日を使ってしょっちゅう潜りに来てましたが、ここから深場に向かって落ちていった小さな根の回りで、マンボウに出会ったりもしたマンボウポイントでもあります。
カレントブルーが得意とするビーチドリフトも、ココを終点にすることが多いんですよ✨並びの門下や一本松からエントリーしてショートドロップまでドリフトします

さて、この日はショートドロップのオーバーハングにイサキの良いサイズの群れが溜まってました!

ダイバーに押し出されるようにオーバーハングから飛び立っていきます。

ドロップ上は25m前後、ドロップ下は30mオーバー。
わずか5mでも、ディープな場所での5mは、大きな違いとなってあらわれます。

エアーと窒素の管理をシビアに行う必要があります。
特に窒素は、エアーと違って貸し借りできないので、ダイブコンピューターの必要性を気づかせてくれる最初のダイビングになるかもしれません。NDL?無減圧潜水時間って何?アドバンスコースで学んだはずですが、トレーニングで学んだ知識をすぐに活かす機会がないと、あっという間に風化してしまうもの。。。知識とスキルの再確認をする良い機会になりますね❣
ショートドロップを堪能して深場のハナダイたちに挨拶したら、帰路につきます。
あの風景の余韻に心地よく酔いながらの帰路の旅。
エキスパートチームが下手側から上がってきます。
オールマイティチームは上手側から斜面をゆっくりと上ります。
岬の先端向き(沖へ向かって右)に流れがある場合は、ショートドロップ上から大川下(沖へ向かって左)へやや回り込んで上ることが多いです。浅場に差し掛かった際に、万が一ドライスーツやBCDの作業がスムーズにいかず浮き上がってしまっても、最潜降するまでの間、岬の先端側の潜水禁止エリアに流されないようするための時間とスペースを確保するためです😄
(岬へ向かう潮が一番欲しい潮向きです。この時岬の先端では外向きに流れています)
ショートドロップ上から大川下側へ駆け上がる砂地は、強い流れが作り出した、まるで砂丘のような風景。流れが運んできた大量の砂が、広範囲でウネリながら滑らかな曲線を描いて浅場へと向かいます。このような砂地の地形は、他では見ることが出来ません。そして、普遍のショートドロップと異なり、流れや台風によるウネリで常にその姿を変え、その変化に、海の力強さを感じるとが出来ます!!


海ってやっぱすげー!!
外海を潜ったあと、インストラクターから、「なぜそのようなコース取りで潜ったのか」を説明されることがあるかもしれません。きっとその時のインストラクターの目は、めっちゃキラキラしていると思いますよ✨
なぜかって??
そりゃね、ココが、「海の吐息を感じながら、海に呼吸やリズムを合わせてご案内する海」だからです。
先頭を行く僕たちは、いつも五感で、海の呼吸を感じながら潜っているのですが、外海ではその感度を最高潮まで引き上げます。僕はショップのインストラクターですから、現地ガイドさんのように毎日その海に潜っているわけではないので、旬の情報やその海のディープな知識には疎いかもしれませんが、その分各地の数多くの個性豊かな海と向き合い、その僅かな変化から様々な情報を抽出するスキルを身に着けました。勝手知ったる僕の海じゃないぶん、いつだって様々な海の、呼吸やそのリズムに合わせて潜ってきましたから、そのへんはちょっと自信があるんですよ

あ、語ってしまった😅
ま、言うのは自由なので、この辺はちょっと胸張ってみようと思います(笑)
ツッコミは受け付けてません😂
皆さんも、海の吐息を感じながら、海に呼吸やリズムを合わせて潜ってみてくださいね~🎶
そして、安全停止に✋

この砂溜まりも、大きさは変わりますが風景はいつも変わらず。心と身体の安全停止に最適

無事に戻ってこれた安堵感と、やり遂げた達成感❣いい笑顔😄(マスク越しだから想像)


安堵感や達成感を、ダイバーさんと一緒に共有できるから、僕たちも楽しい!!

水面から差し込む眩しいばかりの太陽の光&玉石と藻のある風景が、とてもキレイ!!

木漏れ日に差し込む森の中の、神社仏閣を巡っているかのような気分になりますね✨
エキジット間際の最後のご褒美。

あ~、キレイや

エキスパートチームとオールマイティチームで、記念撮影!

海は皆の心を癒やし、そして一つにしてくれます。
そこに、年齢や性別や社会的な地位など関係なく、海を愛する気持ちを共有できる楽しみがあります!
さぁ、3本目エントリーです❣
【ポイント名 岬の先端】
大瀬崎で最も美しく、ここの存在があって大瀬崎は特級ビーチポイントして日本中に名を馳せる様になったと言っても過言では無いでしょう。
ソラスズメダイとハナダイの乱舞、
青色と橙色の乱舞、その美しさを想像できますか❓
僕はココを世界有数のビーチポイント、ワールドクラスの特級ビーチだと、自信を持って言えます。
フィリピン
インドネシア
マレーシア、
タイ
バハ・カルフォルニア
ニューカレドニア
エジプト・レッドシー
グアム
ハワイ
モルディブ
パラオ
世界中の名だたる海に幾度となくダイブトリップを繰り返してきましたが、そんな世界中の名だたる海と比べてもなんら遜色のない、美しさ、彩りがあります。
大袈裟に感じるかな(笑)
でも、本心です✨
さて、この岬の先端は、こぶりな玉石のビーチからエントリーします。
今は現地サービスの皆さんが土嚢袋でエントリー口を整備してくれたので、とっても楽ちんにエントリーできるようになりました。
(ありがとうございます!)
水深2m弱の場所から一気に斜度30度前後の勾配で駿河湾に向かってかけ下がりの斜面が続きます。
岬の先端は、いつもこの風景から始まります。

正面に見えるエッジから下を覗き込むと、
一瞬で吸い込まれていきます。
あとは、・・・余計な説明は要らないですね。
ひとまず、僕の拙い水中写真ですが、美しい世界を、御覧ください













どうでしょう?
美しいでしょ!!
でも、
ホントは、もっと美しいですよ!!
きっとプロのカメラマンが撮影すると、もっと本当の美しさが映るかも・・・
ですが、本音を言っちゃうと、全身で海の存在を感じながら、自らの目で見なければ、本当の意味での美しさを知ること出来ないと思います。
写真は撮影者の技法や主観がふんだん盛り込まれているので(それが水中写真の醍醐味)、実際の海は、見る人の経験や知識、目や心によって、全く違って見えるものです。
この美しさを、是非皆さんの目で、見ていただきたい。
さて、岬の先端は流れることが多々あります。
比較的流れの影響の受けづらい湾内側からエントリーして、様子を見ながらコーナーに向かいます。岬らしさを見るために、ココではセオリーを侵すことがあります。
流れに向かってスタートし、流れに乗って帰ってくる、正しくはこのように潜るようにオープン・ウォーター・ダイバーコースで学んだかもしれません。しかしここでは、その基本の外側で潜ることも多々あります。
水深20m前後で急勾配の斜面を左手に見ながら灯台方面にしばらく向かうと、小ぶりのゴロタの斜面に抑揚が生じてくる場所が続くようになります。深場に誘う道かのようにも見えます。
潮の流れはこのあたりから少し力強さを増します。
重さと言うか、ハッキリと潮の質量を感じる事ができます。
コーナー、いわゆる曲がり角、潮の流れに向かって突き出す先端のような場所では複雑流れの中で、生物たちは活性を上げ、なんて言ったら良いのでしょうか、スミマセン💦僕は上手に例えられる言葉を持ち合わせてないので、上手に例えられませんが、なんか、ありのままの、原始のままの海が、そこにあるような気がます!
とにかくすごい!!
美しいサンゴの森があります。

あるだけじゃないです、潮に押されゆらめき、なにか巨大な、サンゴでない、何か別の生き物のよう。

圧倒されます。

なぜこれだけの美しさが、あるのでしょうか?
その理由の一つに、「潜水できる日が限られている」ことが挙げられると思います。
岬の先端は特例日を除いて、通常は土日祝祭日しか潜ることは出来ません。
結果として、ダイバーのいない日は、海中世界の住人達にとっての休息日となり、その休息日は再生のために使われます。ココでまたひとつ、ビギナーダイバーから成長するヒントがありますね👆
ダイバーの活動にはどうしても最低限の殺傷が伴います。大変残念なのですが、ダイバーの活動は一時的に水中環境にダメージを与えてしまうことを避けることが出来ないのです😣それを知った上で、そのダメージを最小限にするためのスキルとマナーを身に着ける必要があるのです❣
間違って傷つけてしまったサンゴに、「ごめんね、次会うときには傷つけないようにするね!」とさり際に約束をし、腕を磨いてまたチャレンジしましょう🎶海は休息日に力強く回復して、皆さんもまた温かく迎えてくれるはずです!!
その海の力強さや美しさ、スキルアップやマナーの大切さを、多くの後輩ダイバーさんに伝えていってくださいね✨
さてさて、ここで多くの方が、流れの存在のしっかりと認識し、その流れが作り出す水中世界に、大自然のアートに、魅了されるはずです。新しいダイビングスタイルへの憧れ、チャレンジが、ここから始まるかもしれません。
岬の先端では、水底を使ってマイナス浮力を補う事ができません。勾配のきつい斜面は、水底と言うより、壁といったほうが良いでしょう。「壁を左手に見ながら行き、壁右手に見ながら戻ってくる」そんなドロップオフ沿いのウォールダイビングに煮たスタイルです。
たとえ潮に押されてスタートしたとしても大丈夫!
その分早めに、そして慎重に戻ってきますから、「流れに押されてスタートしたな」と感じたら、復路に備えて体力とエアーの浪費をさけるように、丁寧に潜りましょう。
安心してくださいね🎶このスタイルをインストラクターが選択したということは、皆さんにそのスキルが身につき始めてるということを、インストラクターが知っているからなので、自信を持ってくださいね!!
帰路はのんびり、潮を感じながら潜ります

もちろん、めっちゃ楽しい











ここまで来ると、皆さん自分自信の変化に、気がつくはずです!
すでに皆さんは海から多くのことを学び、吸収し、そしてそれをすでにダイビング活用して潜っているのですから。
「海」は皆さんにとっての一番のインストラクターです。
僕も「海」に負けない立派なインストラクターになりたい!!


岬の先端は、みんな大好き

楽しかった

さぁ、4本目エントリーです❣
【ポイント名 前浜】
日中最後のダイビングは、スタート地点の前浜でクールダウン!
ナイトダイブのための準備(下見)も兼ねます。
消化ダイビング?
とんでもない😄
丁寧に丁寧に潜ります。
体を休めながら、整えます。
学んだことを整理する時間です❣
日中のダイビングを前浜でクロージングすることは、今日の学びも楽しみ、しっかりと頭と体と心に留めるための、大切なダイブになるんですよ✨もちろん、成長して前浜に戻ってきたことを実感できる、とても充実したダイビングになります。
見えなかった生物が見えてきます。
余裕が生まれ、その余裕がダイバーの視野を広げてくれるのです。
きっと実感できるはず!!
だから、純然たるファンダイブがめっちゃ楽しい!!
「上手になって戻ってきたね」
海がきっと、そう皆さんに語りかけてくれますよ❣



楽しく潜ったデイダイブ、さぁ、NEXTダイブは魅惑のワクワクナイトダイブです🌃
その前に、休憩~
すごーい、3時間一気に書き綴った笑
【JUMPEI、特級ビーチポイント大瀬崎の魅力を語る PART②ナイトダイブ編 】へつづく
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